旅行9日目。ドイツのケルンの安宿で目を覚ましました。
前回はこちら。
本日はシュツットガルトに移動する予定。明るくなってきた7時ごろ、早めにケルン駅へ向かいます。
9月のドイツは、晴れた日中こそTシャツで過ごせる陽気ですが、朝晩は息が白くなるほど冷え込み寒いです。オランダでジャージ買っといてよかった。
朝の通勤、通学客と一緒にトラムに乗車しました。
ケルン中央駅に到着。東京の地下鉄みたいな忙しない感じはなく、なんだかのんびりした雰囲気です。
ICEの出発時間までちょっと散歩。
人はまばらです。
ケルン中央駅のプラットフォームに止まってたスリムなICEと愛嬌がある四角い赤い列車。
列車越しの大聖堂。
ケルンも良いところでした。また来よう。
遅れまくるDB(ドイツの国鉄)①
出発時間となりフランクフルト行きのICEに乗車します。
そこそこ混んでる車内。席には座らずドアのあたりに立って待ちます。
フランクフルトでシュツットガルト行きのICEに乗り換える予定で、チケットも買っていたんですが、なぜかフランクフルト到着が遅れ、乗り継ぎのICEに乗り遅れてしまいました。
チケットを買っていたICEに乗れなかったので、インフォーメーションに聞いた所、あっさりと次の列車の時間を教えてくれました。チケットと違う列車でも良いんですかね。
次に来たマンハイム行きに乗車。
これも混んでたのでドア付近に立って待ちます。
ドアの前にこのような地図があり、到着予定時刻が表示されてます。
マンハイムに近ずくにつれ、どんどん到着予定時刻が遅れていきます。前の列車が詰まってたのかな。
マンハイム到着。乗り換えです。シュツットガルト経由ミュンヘン行きICE。
乗車。またまた混んでるので通路で待機です。
そしてこの列車もちょっとずつ遅れてき、シュツットガルトについた頃には11時半でした。当初の予定より1時間の遅れです。
長いシュツットガルト駅のコンコース。
シュツットガルト中央駅からリヒテンシュタイン城への行き方
さて、シュツットガルトで何しようかと検討した結果、リヒテンシュタイン城に行ってみることにしました。ベンツの博物館とか興味ないんでね、たまには絶景を見に行こうかと。
ノイシュヴァンシュタイン城などドイツは古城で有名ですが、シュツットガルト付近には二つの古城があります。
天空の城として有名な「ホーエンツォレルン城」とあまり有名ではない「リヒテンシュタイン城」。
どうせならホーエンツォレルン城に行こうかと思ったのですが、調べてみるとバスの時間が超ギリギリスケジュール。城までたどり着けるか危ない感じだったので、リヒテンシュタイン城に決定。ここまで来るのも列車遅れてるし、余裕がないスケジュールはドイツではやめておいた方が良いです。
リヒテンシュタイン城も小さいながらも美しい城のようで、あの有名な「ルパン三世カリオストロの城」のモデルになったとかならなかったとか。行ってみる価値はありそうです。
駅の券売機でお得な1日チケットを購入し、列車でロイトリンゲンまで向かいます。
列車の旅は割と嫌いじゃない。
乗車。この日、初めて座れました。
シュツットガルトから約40分でロイトリンゲン到着。順調。
ロイトリンゲン駅からはバスに乗ります。駅前を見渡していると、
ちょうどバスが。
リヒテンシュタイン城の最寄りのバス停は「ホナウ(Honau)」です。7606番バス、7556番または400番バスでいけます。
ちょうど通学の時間帯だったのか、この7606番バスは子供達でいっぱい。40Lのバックパック持って乗るのはちょっとキツかったです。
ロイトリンゲン駅から約30分でホナウ到着。
ホナウのバス停はGoogleMapに載ってませんが、バス停の隣に「フォレレンホーフ・レスレ 」というレストランがあり、GoogleMapに載ってるので目印にするとわかりやすいです。
ホナウで降りたら山の上に小さなリヒテンシュタイン城が見えます。
あそこまで山登りです。
まずはバス停を背にしてちょっと戻って左折。ハイリゲン通りに入ります。
「リヒテンシュタイン 2km」の看板があります。
看板にそってまっすぐ。まだまだ余裕です。
すぐに第一関門。ここすっごい分かりづらいですけどまっすぐ進みます。
つまりこの道。
誰かの家の庭みたいですが、公式な道順らしいので安心してください。
すぐこんな道になります。山登りスタートです。
プーさんがいそう。
勾配も道も険しくなってきました。
早くも登りがキツイ。バックパックがズシリと重いです。
なに!?
山道に倒木です。
なんとか乗り越えて進みます。
しかし、もう少し登ると、
ううぅ。。
またしても倒木。しかも束になって道を塞いでいて、これはちょっと無理っぽい。おかしいな、、道間違えたかな。
引き返します。
一度乗り越えた倒木を再度乗り越え山を降り、もう一本の道に入ってみました。
正解のようです。矢印アイコンが木に書いてあります。勾配もさっきより緩やかで登りやすいです。
地図で表すと、
グネグネした道は勾配もきついし、倒木で進めません。GoogleMapで確認しながら青い線の方に進めばOKです。
案内を確認しつつ、
どんどん進みます。さっきの道より全然歩きやすい。
こちらにも倒木がありますが、歩けるようにカットされています。
え、あと1.5kmもあんの。
頑張って登ります。
折り返し地点。まだまだ登ります。
心が折れそうになった頃、人の気配が。舗装路だ。。感涙です。
結婚式してるw ちょっと想像と違う場所に着きました。
右手の木に矢印のアイコン。まだ先があります。
着いた!
お城らしい門です。
リヒテンシュタイン城
まずは城壁の周りを歩いてみます。
城と言うより可愛らしい家って感じです。
裏側から見てもこの通り、コンパクトで可愛いお城です。
離れのような円形の建物は何だろう、武器庫かな。
見晴らしのよい場所がありました。
ふもとのホナウの集落、向こうに町が見えますが、ロイトリンゲンまではさすが見えません。でも結構登って来ましたね。
いよいよ城の敷地内へ。門の所のチケット売り場でチケットを購入します。今回は城の中には入らず、中庭のみの見学としました。2ユーロ。(城の中に入るガイドツアーは8ユーロだったかな)
ちなみにチケット売り場では水やアイスも売っていて、山登りの後では生き返るようでした。
門をくぐると直ぐ左手がお城。複数組の先客も来てます。
お城の入口。ガイドツアーの時以外は閉まっています。
観光客が集まっているのが庭の最頂部の見晴らし台。眺めが良さそうです。
ここからの眺めるリヒテンシュタイン城は、
うっとりするほどの美しさ!頑張って山登った甲斐がありました。(感動)
ふもとの集落やロイトリンゲン方面の眺めも良いです。
電車、バス、山登りと大変でしたが感動する美しさでした。
リヒテンシュタイン城からシュツットガルトへの帰り
まずは来た道を通って山を降ります。またこの道w
ふもとの集落まで降りてくるとホッとします。
ロイトリンゲン行きのバス停はこの老人ホームの前です。来た時のバス停とはちょっと離れてるのでわかりづらい。
ロイトリンゲン行きのバス停。
日差しが強いバス停で待つこと40分。ようやく来た400番バスに乗れました。
ロイトリンゲン駅に着いたらシュツットガルト行きの列車を確認します。17:09にありますね。
ホームでぼおーっと待ちます。
17時過ぎ、17:09発だった列車が17分発になってる。
なんかこの辺からよく分からなくなってきたのですが、とにかくダイヤが大幅に乱れてます。
さらに待つこと30分くらい。ホームで待ってた人たちが反対側のホームに移動したので着いていくと、直ぐに赤い列車が来ました。
シュツットガルト行きではなさそうですが、これで途中まで行って乗り換えるようです。心配なので近くにいたおじさんに話しかけながら乗り込みました。
たまたま話しかけた方なんですが、たまに出張で日本に来るらしい親日家。日本語勉強中なので練習させて欲しいとおっしゃるので、車内でしばし日本語で会話します。「東京支社」とか単語をいくつか教えたらめっちゃ喜んでた。
おじさんさんとどっかの駅について乗り換え。もう18時過ぎです。
途中駅のウルムでおじさんと別れ、19時近くにようやくシュツットガルトに到着しました。疲れたぁ。
駅から市内に出てとりあえずビールを探します。
Brauhaus Schonbuchと言ういい感じの醸造場を発見。結構混んでそう。
テーブルは満席でしたが、一人なのでカウンターに余裕の着席。Schonbuchとやらをいただきます。
染み渡る。。あー疲れた。。
続く
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